二十代初めから花道教室へ通いました。 花屋さんの2階でお稽古しました。勤めておりません私は早くら先生と相対で稽古をつけていただきました。その家元が好きな花材がヒイラギナンテンでした。高島屋の古流展で生けたヒイラギナンテンが高松宮妃の目に止まりお言葉をかけられたと嬉しそうでした。その頃家元をサポートする側近の方々は大変ですあんなに痛そうな葉の木と格闘するのですから。花道は体力です。この木を見るたび「私の花は泥臭いのよ」「綺麗な色が花ではない 色の無い所に色を見なさい」家元のハサミを思い出します。
皇居乾門の前 北の丸公園に入る道に管理棟の柵に沿ってこの木が生えています。
この道に何時もパトカーが一台乾門に向いて止まっています。 何年もそのパトカーのためにこの木に近寄れませんでした。毎朝監視されている気分でした。 今は「あの婆さんまだ歩いてる」と驚いていると思います。
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