晩秋

 相変わらず耳は痒みがあり重苦しいです。外耳道の皮膚が薄くなり傷つきやすく　乾燥して裂傷しているそうです。医師がオリーブ油で汚れを取り　薬をつけてくださると　いい気持ちです。　子供の頃私は耳掃除が上手で　父や叔母たちの耳かきをしたもんですが　皆「いい気持ち」と言ってくれたことを思いだします。あの時の皆の顔はこれだったのかと分かりました。

丸ノ内も銀座も目覚は遅いです。10時を過ぎて自宅を出ても　11時～11：30分　このころは人通リも無くショーウインドウのガラス拭きをしている店もあります。それが昼近くなると蟻のように人々がビルからビルへと移動を始めます。　楽しそうにグループで笑いながら昼休みです。会社務めをしたことのない私はその中に自分らしき人を捜してみます。

この仲通りの並木が影を落とし好きな陽射しです。