2021年8月14日土曜日

網目鬼灯・・・・2

 昭和20年2月・3月に東京は 大空襲に襲われています。 身重の母は末の妹・弟とで青森三戸に疎開していました。 父は神田で祖母・義妹(叔母)たちを守って 警報が出るたびに「大きな駅を避けて西に逃げなさい」と指示したと聞いています。自宅近くに大きな病院があり防空壕が完備されて手づるのある人はそこに逃げて 母の家族は羨ましかったと言っていました。大空襲の日kさんが防空壕へ入れてもらいに行ったら 満員で断られ自宅に戻ったそうですが その後辺りは焼け野原になり防空壕の人たちは焼死しました。 ただ扉の内側前で少女(木村ベーカリーのメリーちゃん)が一人助かり 表に出ようとした少女は「皆に止められた」と話したそうで 遺体はYMCAに安置され家族が身内を捜して泣き狂っていたそうです。 コンクリート3階建ての建物は解体するのも恐ろしく 長い事そのままで地下に水が張ってあったのを記憶しています。そんなですから 幽霊話は絶え間なく聞きました。今は昔・・・・町内でかっての家並みを覚えている人は何人いるでしょうか ブロックごとにマンションが出来 少し広い区画の所では再開発が進みあの駄菓子屋も無くなりました。


数年前に作りました網目鬼灯です。 色が抜けています。































出来たばかりの網目鬼灯まだ実も赤く薄皮も残り鮮やかです。
























0 件のコメント:

コメントを投稿