菜の花

風があるようです。　洗濯機を回し　夜は気温が下がると思い取り込みました植物を　ベランダに並べます。確かに葉芽・花芽を出し始めてます。　ただ植物の移動は・・・環境が違って良くないように思いますが　そこはお節介です。　神田に住んでいた頃角に床屋と社員寮並んでいました。床屋は通いで植木の世話などしませんが店横に大きな月下美人の鉢があり薫り高い花を咲かせました。　となりの社員寮の奥さんはこまめでアヒルを飼ったり植木の世話を良くしていました。でも植木は花を付けません。何故だか判りませんでしたが最近手をかけない植物が花を咲かせ　大事にしていた月下美人の株が弱り始めました。なんとなく二人の事を思い出します。

 

菜の花の群生も見られません。　菜の花は高校時代四人組で見て歩いた「エデンの東」のワンシーンにつながる思い出の花です。　以前妹が抱えるほどの菜の花を刈ってきましたが香りが良い花ではありませんでした。

山村暮鳥に　「いちめんの　なのはな」を書き連ねた詩があります。　一行ずつ「かすかなるむぎぶえ」「ひばりのおしゃべり」「やめるはひるのつき」が挿入されて24回「いちめんの　なのはな」が繰り返されます。目の前に黄色の絵の具が塗りたくられたようです。